そしてセイレーンとか時の石とか久しぶりに読みたくなる。

コミュニケーション不全症候群(中島梓/栗本薫)を引っ張り出して読んだ。
今読んでみると17年前の本とは思えないなぁ。
1991年時点での現代を「コミュニケーション不全症候群」=「不適応のための適応」という視点で読み解いている。
1991年とは状況は確実に異なっているけど、これはそのまま現在に適応できるぐらいに鋭い洞察だと思う。
オウムとか東浩紀の仕事とかオタクに関する言及とかそこらへんに通じるものを準備していると読み返して思った。
「おタク」「暴走族」「ダイエット症候群」「JUNE」これらの単語を「オタク」「DQN」「スイーツ」「腐女子」あたりに読み替えて、
それらを現在の環境から水平に捉える視点を導出できるかしら?というかもうやられてるか。
この頃の栗本薫の文章には最近の本では感じられない力があるなぁ。
そして伊集院大介の新刊読んでないこと思い出した。

自分用メモ

オタクはいつから差別されていたのか?: たけくまメモ
オタクというときアニメ、漫画のみが対象?
こういった歴史認識はというかその歴史とのつながりを実感することってないなぁ。