狼と香辛料/支倉凍砂を読む。

狼と香辛料 (電撃文庫) 狼と香辛料(1)/支倉凍砂

ライトノベルはほとんど読まないけど、気になったので購入して読んでみた。
文庫一冊でだいたい1時間半から2時間ぐらいで軽く読めるので適度なボリューム。
意外と引っかかることなくすんなり読めてびっくり。
登場人物の年齢が高めなのとへんな擬音が出てこないことがよかったのかねぇ。
内容は行商人ロレンスと賢狼ホロの商売話、といってしまったら端折りすぎな気もするが間違ってない気が。
上遠野 浩平の事件シリーズと近い感じの、独自の世界(とはいえ中世ヨーロッパあたりだと思うが)を舞台にした物語で、
世界のシステムとそのシステムの中で生きる人たちを旅人を視点として描いている。
システムの部分の説明がやや足りないため、肝心の商売の話での盛り上がりがやや弱い気が。
ロレンスとホロの日常のやり取りが少し説明しすぎな部分があるけど、テンポがいいので問題なく読めた。
続きを買って読んでみようかと思える作品だった。これを機にラノベに手を伸ばしてみようかねぇ。