小説

栗本薫さん死去。

小説家の栗本薫さん(評論家 中島梓)が26日夜にお亡くなりになった。 何気に見たニュースサイトで知ったけど、かなりショックです。 最近古い作品を読み返し始めたとこだったので余計に。 ご冥福をお祈りします。

2009大学読書人大賞決定

「大学読書人大賞」―大学読書人大賞―大学文芸部イチオシの本 大賞 『好き好き大好き超愛してる。』 舞城王太郎 著 講談社 2位 『とある飛空士への追憶』 犬村小六 小学館 3位 『ゼロ年代の想像力』 宇野常寛 早川書房 4位 『AURA』 田中ロミオ 小学館 4…

デンデラ/佐藤友哉を読む。

新潮1月号にて佐藤友哉の「デンデラ」を読む。 久しぶりに佐藤友哉らしいものを読んだ気がする。 「子供たち怒る怒る怒る」以降はそれまでの作品の持っていた、 絶望的でそう在らざる得ない現実のリアル(同世代が共感しうるレベルかもしれない)が感じられな…

シュレディンガーのチョコパフェ/山本弘を読む。

シュレディンガーのチョコパフェ/山本弘 早川書房 2008/01 山本弘の短編集「まだ見ぬ冬の悲しみも」に「七パーセントのテンムー」を加えての改題文庫版。 嘘をつくならとことん嘘をついたほうがSFは面白い。そう思える作品。 どこかふるきよきSFを感じさせる…

滅びの風/栗本薫を2冊目買う。

滅びの風 / 栗本薫 早川書房 1988/11 読んだ気がするんだようなぁと思いながら買ったら案の定部屋にあった。 せっかく買ったので改めて読むと、やっぱりこの頃の栗本薫は面白いなぁとしみじみと思う。 作品は"滅び"を題材に書かれた短編集で、同じモチーフが…

Missing/甲田学人を読む。

Missing / 甲田学人 イラスト:翠川しん メディアワークス 2001/07 断章のグリムが気になったけど近場の本屋に売ってなかったので代わりに読んでみた。今のところ2冊目までを読了。 学園都市を中心として都市伝説や民俗学を題材に描かれたホラーというかファ…

ライトノベルの読み方。

http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51292694.html 田中ロミオはまだ読んでませんが、気になるのでいつか読もうかと思ってみたり。 それはさておいて交わされる内容が面白いなぁと。 13 イラストに騙された名無しさん :2008/02/11(月) 13:26:05 id:FUUbdk…

傷物語/西尾維新を読む。

傷物語/西尾維新 120%趣味で書いたという言葉の通りに、本当に趣味だけで書いてるんじゃないかと思う。 内容に関してはもう何も言いません。楽しめればそれでいいのです。 あえていうなら羽川のキャラってこんななのだっけ?と疑問に思いながら身悶えればい…

本の収納は頭がいたい。

文庫本の収納法:きゃんぱすの〜と 文庫本の収納法いろいろ。参考にしよう。 文庫に限らず増殖し続ける本の収納に頭を痛めてます。 本棚をこれ以上増設はできないので、ふだん読まない物をなんとか納めておきたいんんだけどねぇ。 本を捨てられない、という…

2008大学読書人大賞決定。

「大学読書人大賞」―大学読書人大賞―大学文芸部イチオシの本 5月4日に公開討論会が行われて決定したらしい。 順位は以下の通り。 1 幼年期の終わり A.C.クラーク 光文社古典新訳文庫 2007年11月 2 1000の小説とバックベアード 佐藤友哉 新潮社 2007…

大学読書人大賞はどうなるのだろう。

http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20080502mog00m200063000c.html 大学の文芸サークルに所属する学生が「大学生に読んでほしい本」を選ぶ「大学読書人大賞」が創設され、 ノミネートされた5作の中から、大賞を決める学生による公開討論が4日に行われる。…

死都日本/石黒耀を読んだ。

死都日本/石黒耀 第26回メフィスト賞受賞作で日本地質学会より表彰された作品。 表紙を見てなんか日本沈没/小松左京を思い起こさせるなぁと思いながら購入。 内容は九州で起きた破局的噴火により崩壊に向かう日本を描いた災害小説。 どうしても日本沈没と比…

狼と香辛料/支倉凍砂を読む。

狼と香辛料(1)/支倉凍砂 ライトノベルはほとんど読まないけど、気になったので購入して読んでみた。 文庫一冊でだいたい1時間半から2時間ぐらいで軽く読めるので適度なボリューム。 意外と引っかかることなくすんなり読めてびっくり。 登場人物の年齢が高め…

遠まわりする雛/米澤穂信を読む。

遠回りする雛/米澤穂信 古典部シリーズ最新作で短編集。 「氷菓」、「女帝」、「十文字」事件の幕間にあった小さな事件をまとめた作品。 それぞれの話がひそかにつながっていてそれを見つけるとにやりと出来る。 表題作である"遠まわりする雛"が一番好きだな…

気になるニュース/4月16日

GyaOインフラで動画配信代行 USENが企業向けに - ITmedia NEWS USENがGyaOで作り上げたネットインフラを企業向けに展開し始めた。 とりあえず始まるのは次の3つ。 (1)企業から預かった動画をGyaOサーバを通じて企業のサイトで配信する「type VOD」 (2)映…

トポロシャドゥの喪失証明を読む。

トポロシャドゥの喪失証明/上遠野 浩平 ソウルドロップシリーズの最新作。 読んだ感じとしては微妙。なぜか創竜伝を思い出す。 いつも以上に投げっぱなしな終わり方はどうなんだろう。 メモ 講談社ノベルズというかノベルズが最近ライトノベル化してる気がす…

気になるネタだ。

http://mainichi.jp/enta/mantan/manga/news/20080410mog00m200048000c.html マンガは読んだことないのですが"腐女子"がひとつのジャンルとして定着するんだろうか。 漫画にしろ何にしろ現実を反映せずに言葉だけが独り歩きしている感じがする。 http://moot…

絶版本が電子書籍として復活。

おもしろさは誰のものか:「出版界、このままでは崩壊する」――ダイナミックプロ、絶版ラノベ・SFを電子書籍化 (1/2) - ITmedia NEWS 新刊本が量産される一方で、絶版本が増え続ける。 そんな負のサイクルを止めたいと、絶版本を電子書籍として復活させる販売…

気になるネタを

http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51270562.html ループ/鈴木光司を思い出した。ニュース超速報:ネット規制にばく進する自民党「有害情報」を流せば懲役刑も そのポイントは、 (1)内閣府に設ける青少年健全育成推進委員会に「有害情報」を判定する権…

気になるネタがいろいろと。

痛いニュース(ノ∀`) : 「男性車両作って!」 痴漢冤罪にサラリーマン悲鳴 - ライブドアブログ 栗本薫の小説で男と女が別の生物になって戦争してるというのがあったのを思い出した。 小説の現状 :はてな匿名ダイアリー カテゴライズされ、それが洗練され、境…

戯言シリーズの外伝第3弾を読んだ。

零崎曲識の人間人間/西尾 維新 戯言シリーズの世界観で言うところの暴力の世界を中心とした"零崎"の物語で今回は零崎曲識が主役。 内容は"零崎双識の人間試験"以後の伊織と人識の話、曲識の二つ名"少女趣味(ボルトキープ)の由来の話、 大戦争における哀川潤…

それでも買うんだけど。

読んだもの−小説− 樹霊の塔 伊集院大介の聖域/栗本薫 伊集院大介シリーズ最新作。 今回の舞台は70年代で久しぶりに森カオルが登場した過去のお話。 猫目石の中で予告されていたらしいが覚えてない。 感想としてはもうどうしたらいいんだろうという感じ。 怒…

ハルヒをいまさら。

決断主義トークラジオAlive2 ビューティフル・ドリーマー 東浩紀と宇野常寛によるトークラジオについての雑感。 最後の方で駆け足でやってたハルヒに関するトークが気になった。 どちらかというと宇野氏の方に見解が近いためどうやら5%側の人間になるらしい…

そしていまさらあげる。

感想 六月の桜 伊集院大介のレクイエム/栗本薫 最新だと思ってたら次がもう出てた伊集院大介シリーズ。 天狼星以降の作品は伊集院大介が仙人のようになってしまっているなぁ。 もう物語には関わらないというか関われなくなってるのかね。 このシリーズという…