大学読書人大賞はどうなるのだろう。


http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20080502mog00m200063000c.html

大学の文芸サークルに所属する学生が「大学生に読んでほしい本」を選ぶ「大学読書人大賞」が創設され、
ノミネートされた5作の中から、大賞を決める学生による公開討論が4日に行われる。

大学生に読んでほしい本とされているが対象は20歳前後の若者らしい。
60歳の大学生はどうすればいいだとか言いたくなるがそれは言わずにおこう。


ノミネート作品は以下のページにて発表されている。
「大学読書人大賞」―投票作品一覧

予備投票で選ばれた10位までを抜粋すると以下の通り。

1  塩の街 有川 浩 メディアワークス 2007年6月
2  人類は衰退しました 田中ロミオ 小学館ガガガ文庫 2007年5月
3  青年のための読書クラブ 桜庭一樹 新潮社 2007年6月
4  1000の小説とバックベアード 佐藤友哉 新潮社 2007年3月
5  幼年期の終わり A.C.クラーク 光文社古典新訳文庫 2007年11月
6  カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー 光文社 2007年7月
7  グラスホッパー 伊坂幸太郎 角川書店 2007年6月
8  クレィドゥ・ザ・スカイ 森博嗣 中央公論新社 2007年6月
9  DDD 奈須きのこ 講談社 2007年1月
10 図書館革命 有川浩 メディアワークス 2007年11月

A.C.クラーク、ドストエフスキーを除いて日本人作家なわけだが、若手の作家が多い気がする。
ライトノベルやその周辺(メフィスト系?)が多い気がするのだけれど。
06年12月から07年11月までに発売されたもののみが対象だからそうなったのか、
それとも学生の選択だったからそうなったのかが気になる。
11位以下の作品も眺めてみると面白い。
ただ刀語の11巻が入ってるのがどうなんだろうと思ってみたり。
いったい母数がどの程度で各作品にどのくらいの投票があったのか知りたい。